2012年03月23日
お彼岸に

ようやく梅が咲いて、それまでわがやの畑のブロッコリーとキンカン
をつまみぐいばかりしていたヒヨドリが、
さっそく目先の変わった梅に飛びついています。
梅もこの段階で食べられると、実がならなくて困るんだけど
しかたありません。
ヒヨドリを眺めているところへ「つかぬことをうかがうけど」
お隣から、遠慮がちな声で電話がかかりました。
「なんでしょう」私も緊張して答えました。
「お彼岸のお供え物、なにか作られました?」
もちろんなにも作っていません。
お隣からおはぎの差し入れです。おいしかった。
動きの速い野鳥の写真がうまく撮れないと嘆いていると
ならばと川崎競馬場に動きの速い撮影の練習に
連れて行ってもらいました。中央競馬とちがって、のどかで
質素な競馬場ですが、馬と騎手の動きは素敵でした。

でも、競馬は、スタートからゴールまでコースが決まっていて
騎手が落馬した馬でない限り、予想通りの動きをします。
そうそう、騎手を振り落した馬でさえも、ゴールまではほかの馬と
一緒のレース展開をしていました。ゴールでも止まらないで
さらにもう一周走ろうとして係りの人に捕まえらえていましたが。
野鳥の動きは、私には予想がつきません。
それに馬と違ってサイズがまるきり小さい。
なかなか応用はききません。
2012年02月29日
雪に戸惑う野鳥たち
2012年01月12日
ウメモドキ
母のケアマネージャーに
「介護する人が参らないように、少し体をおやすめになったら」
と薦められ、母を初めてのショートスティに送り出しました。

ぼんやりと窓の外を眺めていると、ハナモモの込み入った枝の中に
モズが入り込んで羽づくろいをしています。

あちこち掻いたあと、気持ちよさそうに尻尾をふって
精悍な猛禽類のモズにしては、のどかな表情でした。

寒くなるとにぎわうのがバードバス。

この二羽はよく一緒に水浴びにくるところをみると、気が合うみたい。
シジュウカラが浴びるときメジロは待ち、メジロが浴びるとき
シジュウカラは待ちと、息を合わせてタイミングをずらしています。

水浴びのあとは、ウメモドキの実をついばみます。

去年は確か、ツグミがこの実を気に入って食べていたような
気がします。でも今年はまだツグミは姿を見せません。
毎冬、12月には二羽できていたのに。
わたってくる経路途中の地形が地震で変わってしまって
目印がなくわからなくなったのかな。
卵の殻をくだいて木酢液につけ、その上澄みを薄めてかけると
実がよくなると何かで読んで、ツグミの姿を思い浮かべながら
せっせとかけて、待っていたのに。
ウメモドキの実、おいしそうですが、シジュウカラもスズメも
興味がなく、メジロたちが独占して2日間で食べつくしました。
まあ、それはそれでいいけどね。

2012年01月01日
2012年の新年に
去年は大変な年でした。今年は少しでもいい年になりますように。

たわわに実ったピラカンサ。
次の冬もたくさん実ってたくさんの野鳥が訪れますように。

シジュウカラ、ジョウビタキ、モズは元気に庭を飛び回っていますが、
なぜかヤマガラ、ツグミがまだ姿を見せません。
どうしたのでしょう。
ところで昨年、高校時代の同級生と、鳥の話をする機会がありました。
かつてロンドンに9年間駐在し、公園の隣に住んでいたので
公園から自宅の庭にたくさんの野鳥がやってきて
とても楽しい暮らしだったという話をうらやましく聞きました。
その時に買った鳥の本を一冊いただいたのですが、
さすがイギリスの本、おもしろいと思ったのが
渡り鳥が、冬はスカンジナビアから
夏はアフリカから渡ってくると書いてありました。
日本でしたら冬鳥はシベリアから、夏鳥は東南アジアからと
なるところですよね。そうだ、鳥は南北に移動すると改めて
おかしく感心しました。
そのとき、いままでの写真をまとめました。
そのついでに、HPを作ってみました。
URLは、
http://www016.upp.so-net.ne.jp/cincia/
です。
まだ未完成でつたないものですが、お暇なときにご覧いただいて
お気づきの点をご指摘いただけたら嬉しいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年11月19日
ベーリックホール
寒くなりました。
色づいた柿をめざしてさまざまな野鳥がきますが、
スズメは大きな鳥がいなくなるころをみはからって遠慮がちについばみます。
無遠慮なのがヒヨドリ。好きな時に好きなだけ食べておいて
柿にあきると、ピラカンサ。
野鳥は、暑い夏よりむしろ寒くなると
水浴び好きになるのはなぜなのでしょう。
一羽が入ると、次々飛び込むのは、必要に迫られてというより
遊びのようにも見えます。そんな中にメジロも仲間入り。
シジュウカラは遠目で眺めはしても、一緒に入る姿はまだ見ません。
秋が深まった一日、横浜の山手西洋館の一つ
ベーリックホールに行ってきました。
1930年に建てられた英国人貿易商の邸宅。
庭にはまだバラが咲いています。

横浜市の歴史的建造物に認定され、市民に公開されていました。
中に入ってみたくなる窓でした。
書斎には、タイプライターも置かれて、それらしい書きかけのレターも。
変わったデザインの窓からは、色づいた桜が透けて見えました。
入るときには気付かなかった入り口のドアには模様が。
港の見える丘公園まで少し歩くと、停泊中の船も見えて
母の見守りからちょっと解放された一日でした。
2011年10月18日
コスモス満開
ご心配いただきましたが、元気でおります。
ただ、老いた母が、転んだことをきっかけに
骨には異常はないのですが、より介護を必要な
からだになってきました。
今年の台風は横浜も直撃。一夜明けて雨戸をあけると
40年近くきれいな花をみせてくれていた海棠が
根元から倒れていました。
そのまま始末するのは忍び難く、一番太い幹は
巣箱のポールに利用しました。
あとの幹や枝は、細工物の材料に
して、少しでも長く手元に置こうと思います。
この巣箱には、シジュウカラが時々顔を突っ込んで
覗いています。気に入ってくれるといいのですが。


巣箱脇にあるピラカンサスの実も赤く色づき始めました。
試食したことはないのですが、おいしそうでしょう。

コスモスも開花しはじめ、すぐに目ざといハチが何種類か
蜜を吸いに飛んできました。


ついでに百日草に飛んできた蝶々、よくみると羽の端が
ギザギザしています。きっとがんばって働いてきたのでしょう。

モズの声が、二階の屋根につけたアンテナから
聞こえてくるようになりました。
柿の実にはオナガ、ムクドリ、スズメが群がり、
梅の幹にはコゲラもやってきました。
そろそろ蝶々から野鳥にバトンタッチかな。
そうそう、いま『イカの心を探る』という本を読み始めました。
鳥のほうが頭がよさそうと思うのですが
この本を先まで読み進めないと何とも言えません。
2011年08月14日
庭の生き物
2011年07月25日
緑のカーテン越しの畑

窓辺につるした小さな鳥用のフィーダーにキジバトがのって
室内を覗き込み、エサをほしいとアピールします。
小さな鳥がちゃんと自前で調達しているのに!
「夏はエサをあげないのよ。自分で虫を捕りなさい!」
そういうのに、毎日一度か二度、こうしてフィーダーに乗って
覗き込むのは、エサのおねだりではなく、親愛の情をしめしているの?
このフィーダーの向こう側にかすかに見える緑のカーテン。
今までは朝顔だったりヘチマだったりしましたが、今年は

モロッコインゲンにしました。


このくらいに育ったら、窓から手を伸ばして収穫します。

カーテン越しに畑を見ると、
ハチがラベンダーの蜜を吸っています。
どんな香りのはちみつができるのかな。

これはブラックベリーの幼い実。まだ酸っぱいです。

こんなふうに黒くなって口が開いてくると食べごろ。
そうなると野鳥も狙うので悪いけど

採られないように網をかけて意地悪しています。

こちらはブラックベリー。アーチいっぱいに茂っています。

どんな鳥も見向きもしないのは、おいしくないから?
今年は大きな梅酒ビン二本に、ホワイトリカーで漬け込んでも
まだあまるほど豊作です。あとはジュースかな。

マツムシソウもいまが盛り。

花弁が散ると、種ができます。こぼれ種で、だんだん増えて
ちょっとした群落になりました。


暑さの中、夏の花ががんばっていますが、

野菜の花も、これはキュウリですが、まけずにかわいいのです。
野鳥の訪れの少なくなった夏の畑。寂しさを補ってくれています。
2011年07月16日
シジュウカラ、ヒナのしつけ中
ご無沙汰いたしました。
すっかり暑い夏になりました。
楽しみにしていたヤマガラの営巣は、気が変わったようで
途中で仕事を放棄し、卵を産むまでには至りませんでした。
それでも例年より長く6月末ころまで
わがやのバードバスに水浴びに来ていました。
今はもう涼しい山へ帰ってしまったのか姿は見えません。
庭は夏バージョン。ヤマガラやシジュウカラ用のエサ、ヒマワリも
彼らが来る秋に備えて、大きく育っています。

その将来のエサの周辺で、いまは野鳥たちは、ヒナの教育期間中。
スズメのヒナ。ホワホワの毛に包まれ、黄色いくちばしで
親に餌をねだっています。
からだに黄色味を帯びたシジュウカラのヒナも飛ぶ練習。
親はそんなヒナへ配るエサ探しで大忙しです。
ヒナは梅の枝から高みの見物。
と思ったら、飛び降りてなんと大きな虫を捕まえました。えらい。
親はなんて言っているのかな。
「上手だね、その調子」かしら。

人間のための夏野菜も、順調です。
震災と原発の処理は、まだまだのようですが。
2011年04月26日
ヤマガラ営巣?
2011年04月09日
はじめてのシメ
もらい泣きする日々が続いていました。
中学校の卒業式の答辞、ustreamで拝見して
また泣きました。被災された方々に心からの
お見舞いの気持ちをお送りします。
今年の冬、我が家の庭には、常連の野鳥のほかに
こんな鳥がはじめて訪れました。たぶんシメ。

三日ほどは、遠目にバードバスやフィーダーを眺めていました。
ヤマガラやシジュウカラが慣れた様子で飛び交っているのを
見て、自分も参加して大丈夫と確信したのか、四日目くらいから
近づきはじめ、五日目にはついに居間の窓辺に来て室内を
覗きこみました。

なかなか賢そうな顔立ち。それに眼ぢからもあって
魅力的です。

スズメとも挨拶がすみ、いまではすっかり常連の一員。
よろしくね。
2011年02月02日
節分
92歳、記憶が遠のいた母も、節分の記憶はあるらしく
「ねえ、豆まきのおまめ、買ってある?」
と母にとっては頼りない娘の私に確認します。
「ある、ある、これよ」と福豆の袋を見せると
それをつかんで母の部屋にある仏壇にお供えにいきました。
そういうが風習あるのかな、そんな母の姿は初めて見たけど。
神棚ではなく仏壇なのに、母の部屋からは
勢いよく柏手を打つ音が聞こえてきます。
実家が神道だった記憶が強く残っているのでしょうね。
いつものことですが、その音を聞くたびに
ひそかに微笑んでしまいます。
明日忘れずに仏壇からおさげしてくるかしら。
節分とはいえ、やさい畑はまだ真冬。
野菜の柔らかい葉に霜が降りて冷たそう。




寒さに耐えてがんばってね。
なぜかフェンネルだけは寒さにめげず元気溌剌です。
丸々と太った株をオリーブオイルで焼いてみましたが
おいしいような、そうでもないような。
セロリのような感じかな。

バードバスの水も朝早くは凍って盛り上がっています。

氷の上に乗って、ヘリのあたりが融けはじめていないか
つついてみても、埒が明かないとみるとキジバトは

のんびりと日向ぼっこで氷が融けるのを待っています。
こういう無防備なところが敵に狙われるゆえんなのでしょうね。

居間の窓近くに置いた鉢植えの枝には、メジロが止まって
さっきからずっと室内を覗いています。

あまりに長い時間なのでどうしたのと視線を向けると

羽を震わせて、まるでなにかをねだっているかのよう。
メジロの視界には私以外いないから、対象は私のようですが
なにを頼まれているのか、見当がつきません。
ミカンの輪切りはおいてあるし、バードバスの水も替えたし、
さて、なんだろう。
増井光子さんの『動物と話す本』に、彼女でさえ
言葉の通じないもどかしさを嘆いている部分があって
私では無理とあきらめざるを得ません。
彼女は、「野生動物は人間のことを興味を持って
観察している」と書いているので、このメジロも
なにか伝えたいことがあったのかもしれないけどね。
2011年01月03日
冬鳥たち
あけましておめでとうございます。
拙いブログを訪問くださいましてありがとうございます。
今年は皆様にも私にもいいことがありますように。

92歳になる母は、ディサービスが大好きです。
それが年末年始はお休みでずっと手持無沙汰。
かといって台所やお掃除の仕事は無理なので、なにか暇つぶし
を考えなければなりません。霜が降りた畑で枯れかかっている
唐辛子が目に付きました。そうそう、これを抜いていって
熟した実と未熟な実を母に分けてもらおう。
赤い実は食料に、青い実は自然農薬にとね。
でも母には意味が通じず、枯れた葉っぱをむしっただけでした。
そこで赤い実を一つ、青い実を一つハサミでとり
ざるの片方に赤い実、もう片方に青い実を置いて残りを
同じように仕分けしてと頼んでみました。
大雑把にでも分けてくれたらいいけどと思いながら
しばらくたってざるを見ると、なんと赤から青まで
きれいなグラデーションになっています。
ここまで期待しなかったのに!
たぶん、母は色分けを楽しみながら並べていったのでしょう。
「おばあちゃん、すごいね」とみんなで大笑いしました。
さて寒くなって北の国からわがやにも鳥たちが渡ってきました。

今年はジョウビタキのオスもきてくれました。

モズのメスも、そしてまだ記録写真は撮っていませんがオスも。

そしてツグミも。
ダイコン畑の間に置いたバードバスに飛び込みました。

はじめてなのに、慣れ親しんだ場所のように頭からざぶんと。
が、そこへ物見高いスズメがやってきました。

水から上げたツグミの顔を覗き込み、なにやら言葉を交わしたよう。

向きを変えるとそこへまわりこんでついて回り

ついにはほかのスズメたちまで寄ってきて

もう友達づきあい。
初めて会った異種の鳥たちが、こんなふうに付き合うのかしら。
それとも去年の知り合いが、旧交を温めているのかな。
「お久しぶりね」なんちゃって。
そこへ見知らぬ鳥が。

嘴も目つきも猛禽類かしら。

もしかしてハヤブサ?
そんな鳥がこんなところへ来るの?
こわくてカメラを持つ手が震えました。
視線の先が気になります。
お願い、
スズメやメジロ、シジュウカラやヤマガラを狙わないでね。
2010年12月20日
スズメはなぜ人里が好きなのか
ついこの間まで

紅葉でにぎわっていた庭も、葉を落として冬景色。

ユズを収穫しました。今年はかんきつ類が豊作です。
母が数えたところによると「270個か240個かどっちか」
母は92歳で、物忘れが進んでいるから
どこまでちゃんと数えたか定かでありません。
でもどうやら200個と300個の間のようです。
まずはホワイトリカーにつけこんで、ユズ酒に。
お砂糖は入れないから
さっぱりして口当たりがよく
動脈硬化を防ぐ効果も
あるらしいのです。
三ヶ月後を楽しみに。

そこそこなっていた柿は、スズメが丹念に食べて尽くしてくれました。
そういえば、10月に出版された『スズメはなぜ人里が好きなのか』
という本を読んでいたら、偶然テレビでもスズメが特集され
コンセプトはほぼ同じ。
日本のスズメはずっと人間をうまく利用しながら
たとえば、猛禽類などの敵から身を守るための用心棒にするため
人間のそばで生きてきた。
ところが建築様式が変わり、営巣の場所に利用していた人家の
軒先が姿を消し、都市化で野原が減ってエサにしていた
雑草のタネも減り、イネはコンバインで収穫するから落ち穂がへり、
スズメにとって環境が変わってしまって生きにくくなった。
新聞には、同じ理由による「スズメの少子化」問題が
取り上げられていて、いまに「昔は日本にスズメという鳥がいた」
という時代が来るという悲しい予想が現実味を帯びたみたい。
さいわい、横浜の我が家周辺にはまだスズメの大集団が
生き残っています。


2,30羽が入れ替わり、たち替わり水浴びをしにやってきます。
大集団で大騒ぎが好きな個体もいれば

こんな風に、ひっそりと一人湯を楽しむ子もいれば

こんな風に二羽連れもいます。さだかではないものの
この二羽はどうもいつも一緒に行動するようで

これも同じ二羽のようですし

この二羽も同じ個体のようです。
写真で左下のスズメが口にくわえているのは、ヒマワリの種。
ものの本で、不器用なスズメには食べられないバードフィーダー
の作り方を読んで作ったから、敏捷なシジュウカラやヤマガラ
しか食べないはずなのに、我が家に来るスズメたちは
シジュウカラを見て学習し、なんども試行錯誤を繰り返し

ついにこの穴からエサを取り出す方法を会得しました。

おっと、口から取りこぼした。

もう一度チャレンジして成功。

もうこのエサを食べる技術では
シジュウカラやヤマガラと遜色なくなりました。
横浜のスズメはまだ当分生き延びれそうです。
でも時間の問題かしら。そうだとしたらさびしいです。























